飯塚組は、群馬県内の記録保存を目的とする埋蔵文化財調査における民間調査組織に登録されております。
遺跡の発掘調査・試掘調査・重機掘削・整理作業・報告書刊行等、埋蔵文化財保護全般にかかわる業務を行っております。
発掘作業
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表土除去(重機・人力)
重機や人力により、現代の地表面を掘削し、遺跡が残る直上まで慎重に掘り下げます。
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遺構発掘
遺構確認面を精査し、平面観察及び断面観察(トレンチ掘削)を行い、遺構・遺物を検出します。
検出後は、写真撮影及び測量により記録します。 -
現状復帰(埋め戻し)
発掘調査終了の後、重機等により調査区を埋め戻し、現状復帰します。
整理・記録作業
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第1次整理
検出した遺構図面や出土品の基礎整理をします。
出土品を損傷させないように洗浄し、次いで乾燥(木製品は劣化防止のため水漬け)させます。
出土位置した所在が判別できるように遺跡名・遺構名・位置情報・層位等を注記します。
クリーニングした土器や石器の破片等は、接合や復元作業を行い、分類します。 -
接合・復元
洗浄した遺物の破片を接合して元の形に復元していきます。専門スタッフが慎重に作業を進めます。
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第2次整理
出土品の実測図を作成し、写真撮影をします。
各種遺構の測量図は、図面修正を加え精査します。
遺構測量図・遺物実測図は報告書に向けて製図(トレース)していきます。 -
報告書作成及び刊行
発掘調査報告書に掲載する各種遺構図・遺物図版・写真図版を作成し、本文原稿を執筆します。
発掘調査報告書刊行後、成果品の納品を行い、遺跡の所在する自治体で企画展等により公開されます。
発掘調査報告書については各自治体・研究機関・図書館等へ発送いたします。
広く一般の方も図書館にて発掘調査報告書を閲覧できるようになっております。
作業員の1日
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- 8:15~8:30
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朝礼
点呼・ラジオ体操・連絡事項・安全注意事項・作業説明・配置説明
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- 8:30~10:00
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発掘調査
遺構確認・遺構掘り下げ・写真撮影補助・測量補助など
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- 10:00~10:15
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休憩(10時休み)
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- 10:15~12:00
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発掘調査
遺構確認・遺構掘り下げ・写真撮影補助・測量補助など
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- 12:00~13:00
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休憩(お昼休み)
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- 13:00~15:00
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発掘調査
遺構確認・遺構掘り下げ・写真撮影補助・測量補助など
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- 15:00~15:15
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休憩(3時休み)
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- 15:15~17:00
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発掘調査
遺構確認・遺構掘り下げ・写真撮影補助・測量補助・片付け・シート養生等
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- 17:00~17:15
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終礼
諸注意・連絡事項・明日の予定・交通注意事項・タイムカード打電・解散